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樫原の棚田

棚田

日本人の原風景といえば何でしょうか。一般には棚田、段々畑に囲まれ、茅ぶき屋根の農家や水車小屋がある農村風景を思い浮かべる人が多いでしょう。そんな光景をそのまま再現した場所が、JR徳島駅から車で80分、勝浦郡上勝町生実の樫原の棚田。遠い昔に日本中どこでも見られた農村風景が、200年前の江戸時代と全く同じ形で残されている場所なのです。

日本の棚田100選に選ばれ、国の重要文化的景観にも指定されています。棚田があるのは標高500メートルから700メートルの間。集落を流れる樫原谷川に沿って山の斜面を覆い尽くすように棚田が広がっています。水を張った棚田に映る山の姿は美しく、なぜか心が和みます。

棚田の枚数は約550枚、総面積は59ヘクタール。棚田1枚の面積は100~300平方メートルと小さいのが特徴で、農業機械を搬入できない場所も多く、人の手で耕作が続けられています。

等高線に沿って設けられたあぜの形状は昔ながらの曲線、棚田の法面は石積みや土を固めた土坡(どは)で、多くの生き物が生息しています。用水路は江戸時代に築かれた石積みのものが今も使われています。谷沿いには精米用の水車小屋が住民の手で再現され、水車の回る音が周囲に心地よく響きます。

しかし、地区は過疎と高齢化の波に飲まれ、10戸ほどしか住民がいなくなりました。このままでは棚田を維持できないことから、2005年に棚田のオーナー制度をスタート。地区外に住むオーナーと連携し、耕作放棄地の復元など棚田の維持に取り組んでいます。

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